プライベート感満喫! 絶景道中も楽しいキャンププラン 【関西編3:兵庫エリア】

キャンプライフ、楽しんでいますか?? 今回は、自然の中で特別な時間を過ごしたい皆さんのために「プライベート感」たっぷりのキャンプ場を紹介します。実際にクルマを走らせ、全キャンプ場の実地取材を敢行! 行かないとわからない肌感までお伝えします。「絶景道中も楽しいキャンププラン関西編」第3弾では、兵庫県東部に位置する丹波・阪神を巡ります。さあ、出発!
2023.07.10

兵庫県は、歴史も風土も異なる個性豊かな5つのエリアに分けられます。摂津・播磨・但馬・丹波・淡路、それぞれに地理的な特徴があり、地域ごとに異なる自然環境が楽しめます。
なかでも松茸・栗・黒豆など、全国に名高い「丹波ブランド」で知られる丹波は、アウトドアライフにも最適。今回はこのエリアに加えて、都市部にも比較的近い阪神・三田のキャンプ場も訪ねてみました。

丹波篠山キャンプ場 やまもりサーキット(兵庫県篠山市)

「やまもりサーキット」は、2019年夏にオープンしたファミリー向けキャンプ場。水場やトイレなどの施設が新しくキレイなのがうれしいです。

舞鶴若狭自動車道「丹南篠山口IC」からは約20分で到着。京都・大阪・神戸からクルマで約90分の好アクセス。それでも周辺は山あり川ありで自然がいっぱいです。

ファミリーの遊び場が豊富なキャンプ場

キャンプ場は、特色ある2エリアに分かれています。「エリア1」にはウッドフェンスで囲まれたペット可&電源付きのプライベートサイト、手ぶらキャンプ専用のサイトがあり、「エリア2」は1区画あたり12m×12mの広々したオートキャンプエリアです。

ここが快適!プライベート感のツボ

開放感のある芝生スペースに広がるオートキャンプエリア。

キャンプ道具をまだ持っていないなら、手ぶらでもキャンプが楽しめるプラン「ラグジュアリーセット」がおすすめ。6人用のテントに、寝袋、マット、テーブル、チェア、ランタン、グリル、BBQコンロ、食器類などキャンプに必要な道具一式をセットでレンタルできます。

清潔で使いやすそうな炊事棟。トイレもとっても清潔でうれしい。プライベート空間の一部として見逃せないポイントです。

小さなお子さま連れのファミリーを温かく迎えてくれる高橋さん(中央)とスタッフの皆さん。

まだある! とっておきの快適施設&耳より情報

「やまもりサーキット」の名が示すとおり、このキャンプ場には人気ナンバーワンのアクティビティ、ペダルゴーカートのサーキットがあります。利用は無料。毎年通ってくるファミリーも多いそうです。

ペダルゴーカートのコース。お子さまがのびのび遊べる環境は、自然の中のキャンプ場ならでは。

キャンプ場に隣接、徒歩1分の温泉施設「やまもりの湯」。露天風呂やサウナもあります。思い切り遊んだ後や、BBQの後にさっぱり汗を流せます。温泉は、茶褐色のにごり湯で海水の1.5倍の塩分を含む強塩泉です。

最後にヒトコト

キャンプ場の名前が「サーキット」ってどういうこと? と気になって訪ねてみました。本当にペダルゴーカートのコースがあってびっくり。キャンプ場から徒歩5分の場所に浅い川が流れていて水遊びができ、双眼鏡や捕虫網のレンタルも。「自然が友達!」といった遊び体験が楽しめるキャンプ場です。

丹波篠山キャンプ場 やまもりサーキット(兵庫県篠山市遠方石ン堂41-1) 公式Webサイト

https://yamamori-cct.com/

キャンプ場周辺のおすすめ絶景スポット

篠山城跡

財団法人日本城郭協会が選定した「日本100名城」にも選出された篠山城跡。キャンプ場から約20km、丹波篠山の市街地にある名所です。歴史好きならぜひ訪ねたいスポット。
  
  
  

キャンプリゾート森のひととき(兵庫県丹波市)

大阪市内から約90分、神戸市内から約60分でアクセスできるキャンプリゾート。敷地内にはオートキャンプサイト、コテージなどの宿泊施設があり、初心者から本格的なキャンプを楽しみたい上級者まで幅広い層に支持されているキャンプ場です。

静かな環境で休日を過ごせる森のリゾート

川沿いの広大な敷地に展開するリゾート空間です。夜は静寂。夏の夕暮れ時にはヒグラシの鳴声が、朝には小鳥のさえずりが聞こえてきます。川沿いには桜の木があるので、春はお花見も楽しめます。

ここが快適!プライベート感のツボ

森に点在するコテージ。まるで別荘地。真冬でも週末には満室になるほどの人気!

コテージの庭も広々としています。このゆとりのスペースがプライベート感を演出してくれます。ペットのワンちゃんと一緒に泊まれるコテージは特に人気です。

オートキャンプ場の横にあるロッジ。いきなりテントを設営するのは大変かも……というアウトドア初心者にはおすすめの宿泊施設です。

キャンプ場を案内してくれた施設管理部・安達さん。こちらでお仕事されるまでキャンプ経験はなかったそうですが、いまではすっかりハマッて、プライベートでもキャンプを楽しんでいるそうです。社会人サッカーのチームに所属し、月イチでプレーしているスポーツマン。

まだある! とっておきの快適施設&耳より情報

夕方には、キャンプファイヤー場に集合! クラフトイベントやハロウィンイベントなど、季節ごとに大自然の環境を存分に生かした、子どもから大人まで楽しめるイベントを用意しています。ボルダリング体験ができる施設もあります。

管理棟の露天風呂。森の空気を肌で感じながら入浴なんて最高です。

管理棟内のショップコーナー。飲み物、虫除けスプレーなどの日用品から、薪などのキャンプ用品、調味料なども取りそろえています。また、手ぶらでも本格的なキャンプが楽しめるレンタル品も充実しています。

カヤック体験もできる敷地内の池。山に囲まれ静かです。眺めているだけで心が落ち着くような気がします。

最後にヒトコト

山あいの敷地内は本当に静か。テント、コテージ、ロッジを含めると最大71組350人が収容可能なキャパシティを持ちながら、各宿泊施設の距離が十分に保たれているので、プライベートな時間を心静かに過ごせます。まさに「森のひととき」というネーミングがぴったりの施設でした。ペット同伴可能なオートキャンプ場、コテージやロッジもあるので、ワンちゃん好きは要チェック!

キャンプリゾート森のひととき(兵庫県丹波市市島町与戸字長尾52-1) 公式Webサイト

https://mori-hitotoki.com/

   
   
   

神戸三田アウトドアビレッジTEMIL(兵庫県三田市)

三田インターからクルマで20分。兵庫県三田市にある野外活動施設「TEMIL(テミル)」。名称の由来は、「やってみる」の「てみる」から。あえて不便な環境でも、自分でやってみることが大事。そんな思いからネーミングされました。
かつては伊丹市の野外活動センターでしたが、自然体験活動などの企画運営や施設管理を手掛ける一般社団法人プラス・ネイチャーが運営を引き継ぎ、2018年に本格オープンしました。

神戸・大阪から60分でアクセスできる大自然!

BBQができればテント泊ではないほうがいいなど、アウトドアの楽しみ方やスキルのレベルによって、テントサイトのほかバンガロー、和室の宿泊施設なども選べます。

ここが快適!プライベート感のツボ

開放感のある「ガーデンテントサイト」。1サイトにつきクルマ1台、テント1張り、タープ1張りまで設営できます。共用流し台、共用トイレ、シャワー棟の利用が可能。本来は28区画分のスペースなのですが、ゆったり使ってもらえるように8組までに制限しています。好きな場所にテントを張れるので、プライベート感はばっちり!

憧れのハンモック。木もれ日の中で昼寝したいですね。

施設を案内してくれた久後さん(中央)ほかスタッフの皆さん。とっても明るいムードでお客さんを迎え入れてくれます。三田市の冬の冷え込みは厳しいそうで、降雪はしないものの路面が凍結することもあるとか。冬場の運転には十分注意しましょう。

まだある! とっておきの快適施設&耳より情報

フロントのある研修宿泊施設TEMILBOX前には、広いグラウンドが。思い切り駆け回って遊べます。施設はスタッフが日々こつこつと整備していて、取材時には川沿いにテントを張れるサイトが新設されたばかりでした。

最大30名まで宿泊可能な大型施設、通称「山小屋」。合宿や研修などの利用に最適です。

BBQサイトは、5〜6名用の小サイト6区画、広めの15名用大サイトが4区画あります。

最後にヒトコト

プライベート感重視なら、ガーデンテントサイトでのテント泊がおすすめ。樹木と森と芝生に囲まれ、明るい日差しが降り注ぎ、サイトのすぐ向こうには羽束川のせせらぎが聞こえてきて、夢心地になれるロケーションでした。実は商品撮影などにも使われることもある“隠れ名所”になっているようです!

神戸三田アウトドアビレッジ(兵庫県三田市木器字南下山1266-10) 公式Webサイト

https://sanda.shosapo.jp/

  
  
  

この記事を書いたライター

溝口ツトム(みぞぐち・つとむ)

フォトエディター。小さな出版社勤務を経てフリーランスに。紙やWeb媒体の〈中身〉制作に従事しており、某大手カメラメーカーのコンテンツ制作もしています。初代マイカーは、5速MTの2代目スターレット(トヨタ)。以来、小さくて丸っこいクルマが好みです。


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