
“冬ドライブ”のプレイリストは、これで間違いなし!
本当にありがとうございます!じつは今回のアンケートで、1票以上獲得した曲はぜんぶで113曲もありました。つまり、大いに票が割れたわけです。
ということで、ここにその結果のトップ10曲を発表したいと思います。クルマ好き&音楽好きに支持されるのは、いったいどの曲なのか?
ではベストテン形式で、カウントダウンしたいと思います。
まずは同票9位にランクインしたのは・・・。
9位 CHRISMAS TIME IN BLUE-聖なる夜に口笛吹いて【佐野元春】
これは意外……というか、かなり興味深い結果でした。
というのも、じつは今回トップ10に入ったのは、ほとんどが誰もが知るクリスマスの“ド定番”曲ばかり。
その中で佐野元春が1986年にリリースした「CHRISMAS TIME IN BLUE」は、知る人ぞ知る名曲であり、かなり“通”なセレクトと言えるでしょう。
レゲエのリズムに乗せて歌われるこの曲は、いま聴いてもかなりオシャレ度高し。クリスマスの夜ドラにはぴったりです。
この曲がトップ10にランクインするあたり、SOUND GROOVERのみなさんの音楽センスの高さを感じさせます。

9位 Happy X’s mas(War Is Over) 【ジョン・レノン&オノ・ヨーコ】
CHRISMAS TIME IN BLUEと同票で9位となったのが「Happy X’s mas(War is Over)」。
言わずもがなの、クリスマスの名曲です。この曲は1971年、ジョン・レノン&オノ・ヨーコ名義でリリースされました。タイトルにもあるように、内容は反戦のメッセージを歌っています。ジョンとヨーコの囁きから始まり、前半はアコースティックギターによる弾き語り、そして途中からは子供たちの美しいコーラスも加わる、
荘厳でドラマチックな曲。クリスマスのプレイリストをつくるなら、この曲から始まるのもよさそうです。

8位 クリスマスソング 【back number】
8位はスリーピースのロックバンド、back numberの「クリスマソング」。2015年にリリースされたこの曲は、今回ベスト10にランクインしたなかでいちばん最近の楽曲です。
まさに平成を代表するクリスマスソングと言えるでしょう。
back numberといえば、ボーカルの清水依与吏が切ない男心を歌い上げるバラードの印象が強く、この曲でもキュンと胸を締めつけるような“いより節”を聴くことができます。

7位 クリスマスキャロルの頃には 【稲垣潤一】
7位は稲垣潤一が歌う「クリスマスキャロルの頃には」。1992年、唐沢寿明、清水美砂、福山雅治らが演じたテレビドラマ「ホームワーク」の主題歌に起用され大ヒットしました。
多くのクリスマスソングの歌詞を見てみると、じつは意外に“失恋モノ”が多いのに気づきます。秋元康の作詞によるこの曲も、恋人同士の男女がクリスマスまで少し距離を置いて、お互いの今後を見つめ直そう、という内容。
つまりクリスマスの時期をテーマとした歌ではないのですが、曲のタイトルから一般的にはクリスマスソングと認識されています。とはいえ、クリスマスのドライブデート向きではないかもしれませんね(笑)。
5位 恋人たちのクリスマス(All I want for Christmas is you)【マライア・キャリー】
同票の5位は世界の歌姫、マライア・キャリー最大のヒット曲である「恋人たちのクリスマス」。
1994年に発表された楽曲ですが、四半世紀を経た今もクリスマス時期になればいたるところから流れてきます。
シングルの売上は全世界で1600万枚以上におよぶという、まさに世界的クリスマスソングです。
マライアによる圧巻のボーカルから始まり、最後まで明るく楽しく駆け抜けるアップチューン。じつはクリスマスソングでここまでポジティブな曲は珍しく、クリスマス・パーティーには欠かせないナンバーです。

5位 いつかのメリークリスマス 【B’z】
マライア・キャリーの鉄板ソングと並んだのはB’zの「いつかのメリークリスマス」。
テレビ番組の「クリスマスに聴きたい歌アンケート」で、1997年から2006年まで9年連続で1位になったという王道クリスマスソング。
意外なことにシングル曲ではなく、1992年にリリースされたB’zのミニアルバムに収録されていた曲です。
決して派手な楽曲ではなく、恋人同士で過ごすささやかなクリスマスの情景を稲葉浩志が淡々と歌い上げるバラード。
その等身大の歌詞とシンプルで印象的なメロディーがあいまって、世代を超える名曲として愛されています。

4位 Driving Home For Christmas 【クリス・レア】
ベストスリーまであと一歩!ハスキーな歌声が魅力的な英国のシンガーソングライター、クリス・レアが歌う「ドライビング・ホーム・フォー・クリスマス」。
リリースされたのは1986年ですが、30年以上経った今もイギリスをはじめ世界で愛されているクリスマスソングです。
穏やかで優しいメロディーに思わず気持ちが温まる曲で、歌詞は我が家でクリスマスを過ごすために、クルマで家路を急ぐ気持ちを歌っています。
じつはクリス・レアは大のクルマ好きとして知られ、フェラーリやロータスを駆ってレースに出場するほど。この曲も奥さまの運転するクルマの中で着想を得たそうです。まさにクリスマスに聴きたいドライブソングとしてはぴったりの曲です。

3位 恋人がサンタクロース 【松任谷由美】
いよいよベストスリー!3位はユーミンこと松任谷由実「恋人がサンタクロース」。
イントロからキャッチーなアップチューンで、タイトルどおり、男性の恋人をサンタクロースに重ねて、はなやぐ乙女心を描いた歌詞も秀逸です。
この曲が収録された1980年のアルバム「SURF&SNOW」はリゾートをテーマとした佳曲が揃った名盤。一説によれば、この曲の大ヒットにより、それまでは“家族で過ごす行事”だったクリスマスが、“恋人たちの一大イベント”変わった、と言われるほど。
今年でちょうどリリースから40年ですが、まったく古さを感じさせない、クリスマスの大定番曲です。

2位 ラスト・クリスマス 【ワム!】
2位は洋の東西を問わず知らない人はいないであろう世界的クリスマスソング、英国のデュオグループ、ワム!が歌う「ラスト・クリスマス」。
ハッピー感溢れる明るい曲のようですが、歌詞の内容は彼女にフラれた去年のクリスマスを回想する、オトコの失恋ソングです。
リリースされたのは1984年と35年以上も前なのですが、それから現在に至るまで多数の国内外アーティストにカバーされています。ミドルテンポのキラキラとした曲調は、クリスマスの華やかな街をクルマで流すのにぴったりです。
1位 クリスマス・イブ 【山下達郎】
さあ、「ドライブで聴きたいクリスマスソング」、1位に輝いたのは……やはりこの曲でした!山下達郎の「クリスマス・イブ」、1983年の12月にリリースされた名曲中の名曲です。
クリスマスソング=失恋モノの法則に則り(?)、「きっと君は来ない 1人きりのクリスマス・イブ」という切ない歌詞をキャッチーなメロディーにのせて歌うこの曲。
そして聴きどころのひとつは、間奏での多重録音による山下達郎の一人アカペラ。見事なハーモニーで歌い上げるカノンの旋律は、まさに聖夜に相応しい荘厳さ。 クリスマスドライブのプレイリスト、最後を飾るのはこの曲で間違いありません!
おわりに
以上、SOUND GROOVER「ドライブで聴きたいクリスマスソング」に寄せられたアンケートによるランキングでした。
この10曲以外にも、アンケートに答えてくれた方々が、それぞれのお気に入りクリスマスソングをたくさん挙げてくれています。これを参考にあなたもぜひ、Myクリスマスソングのプレイリストをつくってみてください!(文/河西啓介)