Groover’s Voice vol.7 英玲奈 （タレント）“運転上手”は、私の絶対条件！

モータースポーツにハマり海外のサーキットへ

―― 英玲奈さんといえば「モータースポーツ好き」というイメージがあります。

「好きですね。学生時代、同級生でバイク乗ってる子が何人かいて、ときどき後ろに乗せてもらったりして。その仲間にサーキットに連れて行ってもらって、初めてレースを観たんです。そのときの音や迫力に圧倒されて、ちょくちょく観に行くようになって」

―― それがきっかけなのかな？ MotoGP（二輪の最高峰レースとなる世界選手権）の番組レポーターもやってましたよね。

「はい。あれはほんとに楽しいお仕事でした。イタリアやスペインのサーキットに行かせてもらったり、GPライダーの方々にも会うことができたし。レースにハマりすぎて、プライベートでチェコのブルノ・サーキットにも行っちゃったぐらい。」

―― 観るだけじゃなく、自分でもバイクに乗ってたんですよね。

「学生のとき、足として原付きに乗ったのが最初だったんですけど、それで乗りものの楽しさに目覚めました。原付きスクーターで鎌倉までツーリングしたり、一人でどこへでも行けるのが楽しくなって。父もバイク乗りだったので教えてもらって、二輪免許も取りました。」

―― クルマも好きですよね。

「はい、20代後半になって、お金を貯めて、ホンダのインサイトを。ハイブリッドカーです。ほんとはスポーツカーもほしかったんですけど、予算が足りなかったので、堅実に（笑）。わたし釣りが大好きなので、ハッチバックのインサイトは釣り竿や道具がたくさん載せられるというのも選んだ理由です。もちろん燃費はよかったですし」

「道の駅」が好き。必ず立ち寄ります

―― 結婚されて、いまの愛車はメルセデス・ベンツのセダンですね。

「はい、夫が選んだんですけど、ネイビーのボディカラーはわたしがリクエストしました。結婚して、クルマに対する考えが変わりましたね。以前はほとんど一人で乗っていたので、スポーツカーとかビュン！と走るクルマがいいと思ってましたけど、今は夫と快適に遠出したり、親を安心して乗せてあげられるようなクルマがいいなと思ってます」

―― ライフスタイルの変化によってクルマ選びが変わるのはもちろんです。またいつか「スポーツカーに乗りたい」と思うようになるかもしれませんし。

「いま乗ってみたいクルマは、と聞かれたらポルシェのパナメーラですね。上品なデザインで4ドアのセダン、そしてポルシェの“走り”……。興味あります、根はスポーツカー好きなので（笑）」

―― 結婚してからも運転はされてますか？

「してますよ。ドライブに行くときは、夫とわたしと交代で運転します。お互い文句を言うこともありますけど（笑）。夫によればわたしは“ムダにスピードを出す”と。わたしに言わせれば“メリハリのある運転”なんですけどね。でも夫も運転は上手なので、それはよかったです。わたしにとってそこは絶対条件なので（笑）」

―― ドライブに行くとしたらどんなところへ？

「自然が好きなので、山に向かうことが多いですね。那須や軽井沢は好きでよく行きます。近くに動物関係のスポットがあれば立ち寄りますね。あと“道の駅”が大好きなので必ず。地元の食材や野菜をお土産に買ったり。わりと地味なドライブが好きです（笑）」

ジェイソン・ムラーズを聴いて癒やされます

―― クルマの中ではどんな音楽を聴きますか？

「独身のときは一人で乗ることが多かったので、自分が歌いたい曲をかけてましたね。失恋したときは失恋ソングを歌ったり、誰にも気がねしなくていいので同じ曲をずっとかけてたり。歌うのは昭和歌謡が多かったかな（笑）。テレサ・テン、山口百恵、中島みゆきさんとか。最近聴いてるのははもっぱらFMです。結婚してからは自分の好きなことだけに費やす時間が減ったので、音楽もなかなかチェックできてないんです。でもラジオなら新しい音楽、話題の曲をかけてくれるので。“ああ、こういう曲が流行ってるんだぁ”って、参考にしてます」

―― 夫婦二人で出かけるようになると、かける音楽も変わりますよね。

「会話の背景にあってもじゃまにならない、心地いい音楽を流すようになりました。ジャズとかハワイアンとか。アーティストでは、夫は葉加瀬太郎さんが好きですね。私はジェイソン・ムラーズかな。海沿いのドライブとか、クルマをゆったり流しているときに聴くと癒やされます。結婚してから助手席に乗るというシチュエーションが増えて、そうすると風景を見たり、音楽を楽しんだり、クルマに乗っている時間もすごくリラックスして楽しめるようになって、今はそういう時間が楽しいです」