「車のエアコンが効かない!」他 竹岡圭の夏のドライブお役立ちアドバイス

真夏のドライブはクルマに乗り込む時がすでに過酷。エアコンの有効な効かせ方をはじめ知っておくと役に立つ豆知識を、モータージャーナリストの竹岡圭さんにうかがいました。
2021.08.12

みなさまこんにちは~! モータージャーナリストの竹岡圭です! 

普段みなさまにお目に掛かるのは、テレビやラジオが多いと思うのですが、そのテレビやラジオに寄せられるご相談はもちろんのこと、イベント会場やドライビングスクール、はたまたラリー会場でも「これってどうしたらいいのかな?」という、カーライフの本音のお悩みをお伺いする機会がたくさんあります。

というわけで、今回はそんな中から、暑い夏を乗り切るためのコツをご紹介しますね~。

「今年の夏は本当に暑い!」
ここのところ毎年このセリフを言っているような気もしますが、もはや体温を超えるような気温も珍しいことではなくなってきました。

そんな季節だからこそ、ドアtoドアで移動できるクルマはやっぱり便利♪ ですよね。そこで今回は、暑い季節のドライブだからこそのお役立ちポイントをご紹介しましょう。

素早く車内の温度を下げるエアコンの使い方

まず、クルマに乗り込む時。特に屋根ナシ駐車場に止めておいた車内の温度は、とんでもなく高温になっています。ちなみにJAFユーザーテストによると、気温35℃時の車内温度は、57℃にも達したという結果が出ているとか。とてもじゃないけれど、暑くて乗っていられないですよね。

この車内温度をなるべく早く下げる方法としては、

  1. 運転席のドアを開ける
  2. 助手席と助手席後ろの後部座席の窓を開ける。
  3. 運転席のドアを大きく動かして風を送り、車内の熱気をある程度逃がす。
  4. すべての窓を全開にし、外気導入にしてエアコンを掛けて走行する。
  5. 車内の熱気を追い出したら窓を閉め、内気循環に切り替える。

これが最も有効な手段だと言われています。まずは熱い空気を逃がしてしまった方が、効率よくエアコンで冷やせるということですね。

そして、エアコンの風量設定は、暑い空気を逃がす時は風量を大きく、熱気を追い出した後はオートモードがオススメです。エアコンは予想以上に燃費面に負担が掛かるのですが、オートモードは冷却と燃費のいちばん効率のいいところを調整してくれます。
また、クルマによっては、走行モードをエコモードに設定すると、エアコンも同時にエコモードになるクルマもあります。是非クルマの説明書も読んでみてくださいね。

車内温度が下がってもココは高温に注意!

また、車内温度が下がっても、特にダッシュボードはもっともっと高温まで熱せられるうえに熱が蓄積しているので、なかなか温度が下がりません。ちなみに先ほどのデータでは、ダッシュボードの温度は79℃。車内温度が27℃まで下がっていても、ダッシュボードは61℃までしか下がらなかったという結果が出たそうです。

昔からスプレー缶やライターなど可燃性のあるものは、車内に置きっぱなしはNGと言われてきましたが、夏場は特に危険ということ想像がつきますよね。ちなみにダッシュボード付近にスマホを設置してナビ代わりに使っている方も、クルマを離れるときは忘れずに持って行ってくださいね。高温のあまり、スマホがセーフモードに入り、しばらく使えなくなることがあるようですので…。

さて、高温と言えば注意したいのが、チャイルドシート。特に金具部分は火傷するほど熱くなることがあります。クルマを離れるときは、チャイルドシートにバスタオル等を掛けておくと、かなり温度上昇を防ぐことができます。

もうひとつ、バスタオルをバサッと掛けておくのをオススメしたいのはハンドルです。走り出そうにもハンドルが熱くて握れない、なんてこともありますよね。バサッと掛けるだけならば、お出かけ先でもさして手間にならないと思います。
バスタオルは言うまでもなく、タオルケットにも汗拭きにも、また瓶入りのお土産など割れ物を購入した際のクッション材としても役立ったりと、いろいろな用途に使える便利グッズなので、1~2枚積んでおくととっても便利ですよ。

赤外線と紫外線の話

ところで、ダッシュボードやハンドル、チャイルドシートなど、室内の物の温度が上昇するのは、実は赤外線(IR)の仕業です。赤外線は、物質の表面を通過し、中の成分を動かすことで熱を発します。

よく「ウチのクルマ紫外線(UV)カットガラスのハズなのに、肌がジリジリするのはなんで?」なんて声を聞きますが、実はあのジリジリも赤外線の仕業なのです。熱を発生させるのは赤外線、日焼けするのは紫外線と覚えておくとわかりやすいですね。

ちなみに紫外線には種類があって、波長の長さによってUV-A、UV-B、UV-Cに分かれています。UV-Bの一部とUV-Cは大気層が防いでくれるので、地表まで届いている紫外線の90%がUV-A。残り10%がUV-Bなんですって。

最近の日焼け止めは、この両方を防いでくれる機能を持っているものがほとんどですが、その防止力を表すSPF(Sun Protection Factor)は、主に日焼けを起こすUV-Bの防止効果を数値で表したもので、PA(Protection grade of UVA)は、肌の奥の真皮まで到達し、シミ、しわ、たるみの原因となるUV-Aの防止効果を+の数で表しています。用途に合わせてチョイスしてくださいね。

そうだったの!? 車のUVカットガラス豆知識

となると「ウチのクルマはUVカット機能がついているから、クルマの中に入ってしまえば日焼けはしないわよね?」と、思われる方も多いと思います。実はクルマのガラスのUVカット機能、ガラスの種類によってUVカット率はさまざまなんです。

フロントウィンドウは合わせガラスのため、ほぼ100%UVカット。サイドウィンドウは、スーパーUVカットガラスと表記されているものは約99%カットですが、その他のUVカットと表記されているガラスだと、ものによって70%~90%くらいのものが多いようなのです。何を隠そう、実際のところは完璧というわけではなかったりするですよね。
いま現在最強なのは“スーパーUV&IRカットガラス”と言われています。これならば、日焼けもジリジリ感も防いでくれる機能を持っていますので、気になる方はチェックしてみてくださいね。

この記事を書いたライター

竹岡 圭(たけおか けい)  

モータージャーナリスト、タレント。

テレビやラジオ番組出演のほか、執筆、トークショーなど、カーライフのサポーターとして幅広く活動。モータースポーツにも長年携わり、レースやラリーにもドライバーとして参戦中。「クルマは楽しくなくっちゃね!」がモットーでドキドキワクワクのクルマ選びから愉しさ満喫のカーライフまでフォローする。

日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)副会長。日本・カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。

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