スタッドレスタイヤって必要?なぜ滑らないの?~【マルミのタイヤ教室】スタッドレスタイヤ(1)~

平凡な主婦「よしこ」と車オタク「マルミ」が、タイヤについて小難しい専門用語抜きに考える連載「マルミのタイヤ教室」。
冬本番が近づいてきた今日この頃、そろそろ出番となるのがスタッドレスタイヤです。あまり雪の降らない地域に住むよしこは、雪道での運転にあまり乗り気じゃなくて……? スタッドレスタイヤについて詳しくなる連載のはじまりです!
2018.10.01
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雪が降らなくても、スタッドレスタイヤはマストアイテム!

雪国の移動になくてはならないスタッドレスタイヤですが、それ以外の地域の人たちにとってはあまり馴染みのない存在です。首都圏に住まうよしこもそのひとり。しかし今年は何やら様子が違うようです。とある平日、マルミの元へ相談にやってきました。

今まで年末年始は新幹線で旦那の実家へ帰っていたけれど、今年は車で行こうかと思っているの。でもあっちは豪雪地帯だから、スタッドレスタイヤを買わないといけないわよね。

あら、それはすてきですね! 雪国に行くときはもちろん必要ですが、実は雪のあまり降らない地域の方々にも、スタッドレスタイヤを装着してほしいのが私の本音です。

あら、そうなの? この地域はあまり雪が降らないから、今まで無頓着だったわ。

でもこの地域でも雪が“全く降らない”ってことはありませんよね? 絶対に外せない用事があるときに雪が降ってしまったらどうします?

【ケース①】子どもの中学受験当日に積雪

娘の中学受験の前日に大雪が降ってしまったケース。自家用車で送迎するつもりだったけれど、交通量の多い都心では交通機関は乱れるだろうし、慣れないチェーンを装着するのにも四苦八苦。こんなときのためにスタッドレスにしておくべきだった……。

【ケース②】予約した山の上の宿泊施設には残雪が……

冬場、自家用車で家族とお出かけ。道中には雪はなかったけれど、予約した山の上の宿泊施設には残雪が……。坂道でタイヤが滑って登れずトホホな結果に。

……このように冬場は、どこでどのように雪と遭遇するかわかりません。普段乗っている感覚で安心して運転するためにも、スタッドレスタイヤを装着してみませんか?
しかも雪や凍った道路でスタッドレスタイヤやチェーンのような『すべり止めの措置』をとらないで運転するのは法律違反。安全性も危ぶまれる上に反則金も課されてしまうなんて、避けたい事態です。

一般社団法人 日本自動車タイヤ協会(JATMA)

冬道を走るならノーマルタイヤNO!!(PDF)

冬道を走るなら早めの冬用タイヤ装着が大切です!(PDF)

あら大変。違反にはなるし、確かに今年は娘のピアノの発表会があるんだったわ。雪が降ったら色々大変よね。じゃあ、今年からはちゃんとスタッドレスタイヤを着けてみようかしら!

スタッドレスタイヤって何で滑らないの?

不慮の事故を未然に防ぐためにも大切な冬場のスタッドレスタイヤ。その重要性がわかったところで、よしこにはひとつ気になることがあるようです。

スタッドレスタイヤって、見た目ではあまり夏タイヤとの違いが分からないわよね。それなのになぜ滑らないのかしら?

ふふふ、気になっちゃいましたか。スタッドレスタイヤの秘密を一緒にみていきましょう!

そもそも車はなぜ雪の上で滑ってしまうのでしょうか。原因はタイヤと地面の間にある水にありました。車が氷上を走行することで氷が溶け、水膜と呼ばれる水の層が発生します。その水膜がタイヤと路面の間で止まるために必要な摩擦力を奪うためグリップしない、つまり“止まらない、進まない、曲がらない”という事態に陥ります。

氷をそのまま掴むことができれば滑りませんよね。つまり、その溶ける水を除去する技術が(吸水する力)がタイヤ(ゴム)に隠されているんです!

この水膜を除去するために、最近のスタッドレスタイヤには特殊なゴムを使用されています。夏タイヤに比べて柔らかい特殊ゴムには、目に見えないミクロの次元で水膜を吸水する技術が隠されています。これこそがスタッドレスタイヤの秘密なのです。

目には見えない研究と先端の技術が、冬場の安心をもたらしているのね。

スタッドレスタイヤの基本的な仕組みがわかったところで、実際にスタッドレスタイヤを比較して選んでみましょう。次回は「スタッドレスタイヤの賢い比較方法」です。お楽しみに!

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