モータースポーツを通じたサステナビリティの取り組み
レースやラリーなどの幅広いモータースポーツに参戦するYOKOHAMA。国内外でコンペティションタイヤ(競技用タイヤ)の供給を行い、各カテゴリーにおいて華々しい戦績と優れた成果を上げています。サステナブルな社会実現に向けた活動の一環としては、再生可能原料やリサイクル原料を用いたタイヤの開発を極限のテストの場であるレースにおいてスタートしています。
こうした活動は、高性能市販タイヤの開発や未来のタイヤに向けた技術開発という大きな役割を担っています。まさにモータースポーツは、タイヤ開発における壮大な実験場なのです。

SF NEXT50に賛同、サステナブル素材を活用したレーシングタイヤを開発
2023年全日本スーパーフォーミュラ選手権に供給
当社が2016年からコントロールタイヤサプライヤーを務めている全日本スーパーフォーミュラ選手権。2023年からサステナブル素材を活用したADVANレーシングタイヤをコントロールタイヤとして供給します。ドライ用はすでに開発が完了し、ウェット用も2023年からの供給を目指し開発を継続しています。供給するドライ用タイヤは、原材料全体の約33%をサステナブル素材としながら、2022年の現行タイヤと同等の性能を維持しています。
サステナブル素材を活用したレーシングタイヤの供給は、SUPER FORMULAを統括する(株)日本レースプロモーション(以下、JRP)が2021年10月に発表した「SUPER FORMULA NEXT50(ゴー)(以下、SF NEXT50)」に賛同して実施しています。「SF NEXT50」はSDGsやカーボンニュートラルなど自動車、モータースポーツ業界を取り巻く環境変化に対応するため、サステナブルなモータースポーツ業界づくりを目的として様々な企業とともに推進していくプロジェクトです。

2023年からスーパーフォーミュラに供給するADVANレーシングタイヤ(ドライ用)

スーパーフォーミュラ2023年車両
サステナブル素材を活用したレーシングタイヤの関連情報
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サステナブルなタイヤで、米国の過酷なヒルクライムレースに参戦
当社は、2009年から米国で開催されている「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」に参戦しています。2022年6月に開催された第100回大会ではサステナブル素材を使用したストリートスポーツタイヤ「ADVAN A052」を投入しました。
このタイヤは、走行時に最も変形が大きくなるサイドウォールのゴムを、従来の石油由来のブタジエンゴムからバイオマス由来のブタジエンゴムに変更したものです。今後も過酷なヒルクライムレースでの実戦を通じて、環境負荷を低減する技術開発を加速させていきます。

サステナブル素材を採用した「ADVAN A052」を装着し参戦したEV

バイオマス由来のブタジエンゴム素材
パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム参戦の関連情報
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- 2022年05月13日
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モータースポーツサステナビリティ
横浜ゴム、米国の過酷なヒルクライムレースに参戦、サステナブル素材を使用したタイヤを初投入
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- 2014年06月04日
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モータースポーツサステナビリティ
横浜ゴム、今年も“雲へ向かうレース”に オリジナルEVレーシングカーと低燃費タイヤで参戦
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- 2013年05月17日
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モータースポーツサステナビリティ
横浜ゴム、今年も世界で最も過酷なヒルクライムレースにオリジナルEVレーシングカーと低燃費タイヤで参戦
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- 2012年06月04日
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モータースポーツサステナビリティ
横浜ゴム、オリジナル制作の電気自動車(EV)と低燃費タイヤで 世界で最も過酷なヒルクライムレースに参戦
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- 2011年06月27日
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モータースポーツサステナビリティ
ヨコハマタイヤ装着車が2年連続で電気自動車の最速記録を更新
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モータースポーツサステナビリティ
横浜ゴム、低燃費タイヤ「BluEarth」のプロトタイプを装着した電気自動車でヒルクライムレースに参戦
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- 2010年06月29日
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モータースポーツサステナビリティ
ヨコハマタイヤ装着車が電気自動車の歴代記録を更新
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モータースポーツサステナビリティ
電気自動車用タイヤ開発の一環として今年も過酷なヒルクライムレースに参戦
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- 2009年07月29日
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ヨコハマタイヤ装着車が電気自動車の歴代記録2位を樹立
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- 2009年05月26日
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モータースポーツサステナビリティ
電気自動車で過酷なヒルクライムレースに参戦