
【体験ルポ】夏のお出かけはブルーベリー狩りに決まり! どこでやるの? 必要なものは?
ジャムや加工品のイメージが色濃いブルーベリーを、実際に木から摘み取ってみましょう!
どこで収穫する? 何が必要?

ブルーベリー狩りの季節は6月中旬から8月まで。この日筆者が訪問したのは群馬県前橋市の小沼果樹園さんです。予約制ではないものの、事前に電話で連絡するとスムーズです。
事前に準備して持っていくものは……これと言って特にありませんでした。当たり前ですが、畑に立ち入るため歩きやすい靴・汚れても良い服装で向かうようにしましょう。さらに炎天下で作業する場合は、汗拭きタオル・十分な水分・帽子を持参するようにしましょう!
ブルーベリー畑に初潜入!
「よろしくお願いいたします!」
準備ができたらいざ畑へ。

ネットの中に入れば、そこはもう一面ブルーベリーの果樹が広がっています。ブルーベリーってこうやって実がなるんだ! なんて驚きながらも、園主さんに案内していただきます。
「うちはさまざまな品種を取り扱っているんですよ」

そう見せてくれたのは、たわわに実ったブルーベリーひと粒。試しに食べてみると甘い! そして摘みたてをすぐ食べられる贅沢な時間です。
「こちらはラビットアイ系のブルーベリーで、日本の気候で育てやすい品種になります。甘みが強く『THEブルーベリー』というような王道の味をしています」
他にも小粒で酸味の強いベリーや、赤みの強いベリーなど個性豊かなブルーベリー果樹がずらりと並びます。気になった実は摘み取ってテイスティングできるのも嬉しい!
「これだけ色んな種類があるとは……。この農園には全部で何品種植わっているんですか?」
「そうですねー……。とにかくたくさん、ですかね」
そんなお茶目な返答をしてくれる園主さんから、ざるをお借りして摘み取りスタートです!
レッツ・ブルーベリー狩り!
枝の先端にいくつか束になって熟しているブルーベリーは、ハリツヤの良い完熟した実が食べごろです。果実を軽く摘み、軽くねじれば簡単に取ることができます。刃物を使うことはないので、幼いお子さんでも安心です!

最初は口に運んで味を確かめて、自分の好みとしっくり来れば積極的にその木の実を摘み取っていきました。
いつの間にか没頭し、気づけば30分が経過。カゴが半分埋まる程度で引き上げます。その頃にはお腹もブルーベリーでいっぱいに……。

もっと身近にブルーベリーの生活を
ち帰り用のブルーベリーは一体どうすればよいのでしょうか。園主さんに聞いてみました。
二つ目は「東毛酪農牛乳ブレッド」です。ふんわりミルクの風味香るパンは、お土産のほか自宅の朝食でも大活躍してくれそうです。
①そのまま食べる
園主さん「もちろんそのまま食べていただいてもOKです。ヨーグルトにそのまま入れてもまた違った味わいを楽しめます」
②ジャムやコンポートに
園主さん「自家製ジャムにもうってつけです。ジャムには小粒で味が詰まった実をつくる品種が最適です」
③砂糖をまぶして冷凍する
園主さん「砂糖を振って冷凍することで、即席のブルーベリーシャーベットができます。実はこれを結構やる人が多いんですよ。手軽なのでオススメです!」
あまり食卓に上ることのないブルーベリーですが、まずは気軽にブルーベリー狩りをしてほしいと語ります。

「最初はイチゴもあまり食卓に上ることはありませんでした。時が経つに連れて徐々に浸透し、現在のような人気を誇っています。それと同じでブルーベリーの果実も、もっと身近に感じてもらえれば嬉しいです。実際に摘み取って、そのまま食べたり加工したり……。もっと手軽にブルーベリーを楽しんでいただきたいです」
なかなかお目にかかることができず、値段的にも敷居が高いと思っていたブルーベリーと、安価に楽しく美味しくふれあうことができる施設が群馬にありました。 味覚狩りに飽きたとは言わせない! 今年の夏も、色づいたブルーベリーが畑で待っています。
●訪問場所
この記事を書いたライター
