地域社会と共に

インドの社会的課題に向きあった対応

持続的な水資源の確保に向けて

横浜ゴムグループはインドに複数の生産・販売拠点がありますが、現地では日々の生活や生産活動における水資源の確保が現在そして将来の課題です。人口増加が続くインドでは水不足が深刻で、清潔な生活用水を確保できず多くの死亡者が出ています。また、気候変動の影響から、干ばつが発生し、地下水が枯渇する状況となっています。

(図1) 世界資源機構の情報に基づく水リスクの度合い

世界資源機構(WRI)の情報(図1)からも、拠点のあるムンバイ、デリー、ダヘジ、ティルネルヴェリの地域は水資源の悪化が問題となっています。工場の操業では、水循環システムを導入して水を繰り返し使用し、排水ゼロで運用しています。アライアンスタイヤグループでは、地域に質のよい水を供給するために雨水を集めて水質を管理し、近隣の村で利用していただくようにしています。その効果としては、①土壌水分を高め、地下水の保全に寄与、②適切な作付けと作物管理から農作物の収量を高める、③地域の生態系のバランスの維持が期待されます。

雨水利用プロジェクト開始の様子

また、NPO(United Way of Mumbai)のプログラム「ミッション・マングローブ」に参加しています。かつて、ムンバイの海岸沿いは豊かなマングローブが生い茂っていましたが、都市開発のため伐採されて絶滅の危機にあります。それを取り戻すため、プログラムに参加している各団体が海岸沿いにある3,700の農園と協働で、管理エリアを分担し、年4回の植林に毎回14名ずつ参加し生育に取り組んでいます。大学のマングローブの意識啓発講座にも参加し、勉強しながら活動を行っています。

ミッション・マングローブ・プロジェクトに参加した従業員

地域の子どもたちへの教育を支援

アライアンスタイヤグループでは、環境と教育を社会貢献の柱としています。グジャラート州のダヘジ工場では、近隣の村の5つの小学校に3年間の教育支援の中で、文具や制服の支給、教育スタッフの確保、デジタル教育環境の整備を行いました。学校職員の教育スキル向上のため、学習方法に関するワークショップも開催しています。これまでに130名の子どもたちの学習機会に貢献しています。

小学校への教育支援プロジェクト

西日本豪雨における従業員の声

尾道工場長 飯田 正裕

被災した尾道工場

今回の豪雨災害では、工場従業員の住宅や車にも被害が出てしまいました。
自然の恐ろしさを目の当たりにしながら、皆さまの温かい支援に感謝いたしました。本当にありがとうございました。

三重工場長 森本 剛央

支援を行った三重工場

工場間の連絡で操業を止めなければならないことを知り、安全の担当者などと協議し、工場長判断で迅速な支援を行うことができました。困っている人を助けようという意識づけが従業員にもできており、今回の支援につながりました。

TOPIC

西日本豪雨における工場間連携を活かした支援活動

2018年6月下旬~7月上旬に西日本を襲った記録的豪雨は、企業活動にも大きな影響をもたらしました。
尾道工場では浸水により一定期間操業停止となりましたが、他工場からの迅速な備蓄支援により、従業員のみならず地域住民や取引先の皆さまへ物資の提供を行いました。

ボランティア支援制度利用 30件・101名(単独)

ボランティア活動 400件・11,304名(連結)