地域コミュニティ

KPI

  • 項目

    生産拠点におけるコミュニティ活動・対話実施率

  • 2016年度実績

    (連結)100%

  • 2017年度実績

    (連結)100%

  • 項目

    地域コミュニティにマイナスの影響を及ぼす事業

  • 2016年度実績

    (連結)0%

  • 2017年度実績

    (連結)0%

責任部門

各事業所
※CSR企画室および環境保護推進室が事務局として方針の展開、情報共有を行っています。

考え方・目標

なぜ「地域コミュニティとのエンゲージメント」が重要取り組み項目なのか
理由と背景の解説

横浜ゴムグループは、現在13カ国で生産活動事業を展開しています。当社グループが、ある地域で操業を開始、または撤退する場合、その地域コミュニティに対して環境影響や雇用などの社会影響を与えます。その影響は、各地域の事情によって異なるため、プラスの影響はどう拡大し、マイナスの影響はどう緩和すべきかを、地域コミュニティとエンゲージメントしながら検討・実行していくことは、当社グループの持続可能な経営にとって非常に重要なことだと考えています。

目指す姿(達成像)/目標

グローバルに事業を展開する私たちは、環境や法律、文化、習慣、経済などの面で地域社会と関係を持っています。国内外事業所の地域社会と良好な関係を築くことに努めています。2020年の目指す姿として、下記を掲げています。

  • 地域社会と共に生き、ゆるぎない信頼を築いている
    そのために、多様なコミュニケーションを取り、地域問題や地域の発展に取組みます
  • ステークホルダーの声を聞き、それを反映する仕組みが国内外で整っている
  • 国内外で植樹および苗木提供の合計が130万本に達成している

目指す姿に向けた施策

目指す姿を実現するため、以下のようなさまざまな側面からのアプローチを検討し実施していきます。

  • 地域コミュニケーションとして住民懇談会を原則で年2回開催いたします。
  • 生物多様性保全活動を開始している国内生産拠点では、地域のNGOと連携した活動を行っています。生産拠点の近くで活動している日本野鳥の会の支部や自然保護団体から、野鳥や水生生物などの名前や生態を教えていただいたり、活動の方向について意見を調整したりしながら生物モニタリングを行っていきます。
    ・・・2017年度の活動レビュー①
  • 平塚製造所の環境イベントである「ThinkEcoひらつか」において「生物多様性パネルディスカッション」を行い、横浜ゴムが地域の水辺のために何ができるかを地域の皆さまと共に考えていきます。
    ・・・2017年度の活動レビュー②
  • 「YOKOHAMA千年の杜」プロジェクトで育てている苗木を、地域で植樹活動を行っている学校、社会福祉施設、NPO等に提供していきます。
    ・・・2017年度の活動レビュー③
  • 当社が行っている被災地復興支援では、岩手県下閉伊郡大槌町が復興計画の一つに掲げた「鎮魂の森」づくりを支援するために、2012年から2015年まで「平成の杜」と名づけた防潮堤への植樹会を開催しました。また、2014年からは大槌学園(前身の大槌小学校時代を含む)による「ふるさと科」の学習として育樹・植樹活動を支援していきます。
    ・・・2017年度の活動レビュー④
  • 「社会貢献支援制度」では各地の従業員が多様なボランティア活動を行っており、地域貢献を行っています。
    従業員が毎月給与から積立を行う2016年5月に発足した「YOKOHAMAまごころ基金」では社会福祉・貧困地域への教育支援・環境保全活動などさまざまな活動を行っているNPOやNGO、社会福祉法人への支援や災害発生時の災害義援金などを行っています。
    ・・・2017年度の活動レビュー⑤

※三重工場、新城工場、三島工場、尾道工場、茨城工場、長野工場、平塚製造所

2017年度の活動レビュー

2017年度は以下のような施策を実施しました。

  • ① 国内8拠点、海外6拠点の生産事業所で生物多様性保全活動を実施しました。タイヤ工場などでは設備の冷却のために大量の水を使う事から取水・排水河川を中心に操業による生態系への影響を生物多様性のモニタリングを実施する事で評価しました。また、地域の皆さまに親しみがあり生物多様性豊かな場所となることを目指して周辺河川等の清掃や外来種の除去(抜根)を行いました。モニタリングや保全活動の目的や結果を地域住民の皆さまにご理解いただけるように住民説明会等で発表しました。
  • ② 「生物多様性パネルディスカッション」を11月11日に行政・NPO・地域住民・従業員約40名の参加により開催しました。平塚製造所で開始した里山保全活動について、水資源の涵養と水系を通した生物多様性活動について紹介しました。
  • ③ 「YOKOHAMA千年の杜プロジェクト」において、2017年には、22,169本、累計で326,673本の苗木の提供を行いました。
  • ④ 被災地復興支援では、岩手県下閉伊郡大槌町立大槌小学校4年生の子どもたち約70名とともに地球環境と植樹の大切さを学んだ後に大槌浄化センターの植樹マウンドに約700本の苗木を植えました。
  • ⑤ 「社会貢献活動支援制度」により19件、約80万円の従業員によるボランティア活動の支援を行いました。主な内容は、岩手県大槌町での植樹会および植樹マウンドのメンテナンス、静岡県掛川市および宮城県岩沼市での植樹活動、熊本地震被災地復旧支援、認知症サポート活動、農業支援、観光ボランティアなどでした。

    YOKOHAMAまごころ基金

    これまで国内外の被災地、環境保全や子どもたちの支援に取り組む団体などに寄付しており、2017年12月末までに同基金と当社は9回の寄付を行い、寄付金の合計額は680万円となりました。

    「YOKOHAMAまごごろ基金」は、基金に賛同する従業員(会員)から寄付(毎月100円~の希望額)を集め、支援したい団体を会員が推薦し、会員代表で構成する基金運営委員会で推薦団体を審査し、寄付の可否を決定します。
    決定を受けた各種団体へ寄付を行うと共に、横浜ゴムは基金と同額を寄付する仕組みとなっています。

※ YOKOHAMA TIRE MANUFACTURING、Y.T. RUBBER CO.,LTD.、YOKOHAMA TIRE PHILIPPINES, INC.、HANGZHOU YOKOHAMA TIRE CO.,LTD.、YOKOHAMA TIRE MANUFACTURING VERGINIA LLC

事例紹介

平塚製造所

“みんなで学ぶ、遊ぶ、楽しめる”をコンセプトに、地域住民の方々や従業員家族との親睦を深めながら、体験型環境イベント「Think Eco ひらつか」を開催しています。近隣大学や行政の協力を得て、当社がこの地にあって良かったと言ってもらえる存在となることを目指しています。

ミニ水族館

三重工場

東日本大震災の復興支援として宮城県女川町の2つの保育所に当社製の廃タイヤ計53本を活用し、遊具や柵を設置しました。三重工場では物資提供や庁舎の片付けなど、震災直後から女川町の支援を続けています。

Yokohama Tire Philippines, Inc.(フィリピン)

ヨコハマタイヤフィリピンの周辺は山岳地帯となっており、そこで生活する人々にとって毎日川に水を取りに行くことが重労働になっています。同社は70の全ての世帯に水タンク付きのタイヤを寄贈し、負担軽減に貢献しました。

Yokohama Industries Americas Inc.(米国)

地元の高校の学生を工場に招待し、ワークショップを開催しました。約100名の学生が参加し、工程の見学やチームワークを学ぶためのゲームに参加しました。

課題と今後の改善策

生物モニタリングを通じた環境影響評価については、地域住民とのコミュニケーションを含めたPDCAサイクルの仕組みが完成し、生物多様性保全活動が開始されています。この仕組みを2018年までに全拠点で完成させるため、2017年も海外担当者による集合研修を行いました。その拠点での活動をエリアでのモデル工場として推進していく予定です。
また、地域の経済的発展に寄与するため、地域雇用やボランティアなどの社会貢献活動を通して、地域コミュニケーションを推進していきます。