ヨコハマ・インディア・プライベート・リミテッド (YIN)(インド)

事業内容

乗用車用タイヤの生産・販売

敷地面積

99,923㎡(本社・工場)

従業員数

568名(2019年12月現在)

所在地

Plot No.1, Sector 4B, Bahadurgarh Industrial Estate, HSIIDC Bahadurgarh, Dist – Jhajjar, Haryana 124507 India(本社・工場)

相談・苦情などの受付窓口

Environment Health & Safety Dept.
TEL:+91-1276-662200 FAX:+91-1276-662000

社長ご挨拶

宮澤 和也

当社は、横浜ゴムの中期経営計画に沿って、インド市場向けに2007年タイヤ販売会社を設立して輸入タイヤの販売を開始、2014年生産工場の操業を開始しました。
現在、世界第2位の人口を有し、数年後に世界第1位になると言われているインドはモータリゼーションが年率10%を越える成長を続けております。
自動車の重要部材の1つであるタイヤは、その要求性能の満足度と品質の信頼性がますます重要になっています。一方で、環境への配慮も重要で、原料の調達時から環境への負荷が少ない素材を使い、それらの特性を生かして、必要最小限のエネルギーでタイヤを生産すること、そして物流・販売における最適な物流拠点の配置を通じた輸送のムダ排除等で、生産、上市、物流、販売を通して環境負荷を低減することを目標に、商品開発、上市、生産拡大を図っています。
2019年度には労働安全衛生マネジメントシステムをOHSAS18001からISO45001:2018へ移行し、認証も取得しました。
マネジメントシステムを機軸に、毎年具体的な目標を定め、従業員全員参加による継続的な改善活動に取り組み、改善活動を推進しております。
環境保全の取り組みとしては、CO2削減と地域との良好なコミュニケーションを目的に、YOKOHAMA千年の杜プロジェクトとして、植樹活動を2016年より開始しました。植樹は、宮脇方式の杜づくりに準じており、この方式を行政、地域の方々および近隣の学校を招き、地域と一体となった活動を実施しています。
また地域社会への貢献として、街頭での清掃活動、啓発活動なども行政や地域住民と共に協働して実施しています。今後も地域の皆さまに信頼され、自慢してもらえる企業となるよう先頭に立って取り組んでまいります。

組織統治

組織・体制の強化

チームワークの良い生販一体の組織づくりを目指して、組織運営を実施しています。
2007年からタイヤ販売会社としてスタートし、2014年からタイヤ工場を操業開始。2018年にはインドの自動車市場の成長に伴い2期工場拡張工事を計画し、2019年10月より一部ラインで稼動を開始しました。また現地採用のインド人による管理監督体制の拡大により、一体感と共にスピード感のある組織づくりを進めています。
そしてこれを支えるために、業務手順書や職務権限規定の定期的な見直しや人事制度の刷新などを進めています。
システムによる承認権限制約の付加、内部通報制度の設置などによりコンプライアンスリスクへの対応も行っています。
また、従業員の法令順守意識向上を図るために、入社時におけるコンプライアンス教育の実施や定期的な教育も実施し従業員への周知を図っています。

人権

平等な雇用機会

従業員の採用や配置、評価においては人種、宗教、性別、年齢などについて差別無く、ポリシーに則りいかなる前提条件もつけず公平かつ一貫した運用を展開しています。
またこのポリシーは採用時における教育、また定期的な再教育も実施する事で全従業員へ周知徹底を図っています。
職場での非倫理的行動やハラスメントについても明確なポリシーに則り運用を行っています。
一方、明確な判断基準、手続きが記載された「従業員行動規範」に基づき、従業員に対する懲戒や苦情処理制度、異議申立て制度などを公正に運用しています。

労働慣行

労働安全衛生

安全衛生基本理念

安全衛生を全ての基本とし、労働災害防止と健康で快適な職場づくりに取り組む。

基本方針
  1. 働く者一人ひとりが安全を全てに優先させ全ての職位・職制の参加と行動と協力の下に安全活動の向上を図る。
  2. 安全衛生に関わる法令・行政指針への確実な適合を図る。
  3. 働く者に対して安全衛生の重要性を周知し必要な教育・訓練を実施する。
  4. 関係する協力会社との連携強化に努め事業活動に係る全ての人の安全と健康の確保に取り組む。
  5. 労働安全衛生マネジメントシステムにより作業と設備に係る潜在的危険を排除するためPDCAを回し継続的改善を図る。
  6. “整理整頓は安全衛生の基本である”との考えをもとに2Sを徹底する。
  7. 安心して働ける快適な職場作りを推進するとともに心とからだの健康づくりを積極的に支援する。
  8. 自動車産業の一翼をになう企業として交通事故防止に取り組む。

安全衛生は、労働の基本条件であり、最優先課題として取り組みを継続しています。
ISO 45001: 2018労働安全衛生マネジメントシステムをベースに、リスクアセスメント活動・設備の本質安全活動等、人、仕組み、設備、管理の4側面から活動を展開しています。

体感訓練とルールの見える化

自分の身は自分で守る・仲間の安全はみんなで守ることを意識して、体感訓練道場を利用して、危険を危険と感じる人づくりを行っています。
2019年度も新入社員を含め、全従業員が年1回の訓練を受けています。

安全月間

毎年3月は安全月間であり、「世界安全の日」には工場長による安全宣言、そして安全の誓いを行い、現場をスタッフ全員で"安全第一"の掛け声を掛けながら巡回したり、安全意識向上に向けたクイズ形式での安全教育を実施しています。

安全クイズや教育の様子

安全クイズや教育の様子

安全宣言の様子

安全宣言の様子

表彰の様子

安全作業のための教育訓練や消火訓練を行いました。
環境安全パトロールでは、53件の改善の指摘があり対応しました。
安全標語、安全クイズ、安全ポスターを従業員が作成し、優秀作品を表彰することで従業員の意識を高める活動を行っています。

消火訓練や避難訓練を定期的、時には抜き打ちで避難訓練を実施する事で、緊急事態への準備とともに、問題点を洗い出して改善へとつなげています。

消火訓練の様子

消火訓練の様子

環境

環境マネジメント

統合方針

環境マネジメントの持続的改善を実現するため、ISO14001を取得しており、2018年7月に2015年版へ更新しました。

  1. 全ての活動分野において環境に配慮した施策に取り組みます。
  2. 国際規範を尊重し、地域貢献・社会貢献に努めます。
  3. 環境マネジメントシステムを強化し、先手管理による環境汚染・感覚公害の予防と環境負荷低減により環境改善を継続的に進めます。
  4. 関連する法規制および協定等を順守し、継続的に環境改善活動に取り組みます。
  5. 循環型社会および低炭素社会の実現に向けて、地球温暖化防止、省エネルギー、省資源、資源循環を推進します。
  6. 事業活動を通じて生物多様性の保全と生物資源の持続可能な利用に努めます。
  7. 地域の融和を進め、地域を大切にし、地域から信頼される環境貢献企業を目指します。

ISO14001登録証

環境データ

画面を左右に動かすと、表組みの情報がご覧になれます

項 目 2015年度 2016年度 2017年度 2018年度 2019年度
廃棄物発生量(t) 112 169 187 280
埋立率(%) 0.0 0.0 0.0 0.8
埋立量(t) 0.0 0.0 0.0 2.2
エネルギー使用量
(原油換算:kl)
電力 1,375 1,515 2,010 2,542
燃料 1,747 1,690 1,499 1,439
合計 3,123 3,205 3,508 3,981
温室効果ガス排出量(千t-CO2 9.7 10.0 11.0 12.7
水使用量(千㎥) 30.2 35.5 32.9 33.6

化学物質の管理状況についての報告(PRTR法への対応)

危険物の取り扱いについては、物質ごとに、保管・取り扱い(非定常時も含め)等、要領に定められた内容で、運用・管理しています。
マネジメントシステムに基づき、定期的に確認される中で、事故等の発生もありません。

騒音、振動、臭気について

毎月1回モニタリングを実施しており、法規制項目以外に自主管理項目と自主管理値を設定して環境会議にて報告とさらなる改善に向けた議論を行っています。

環境事故・リスク低減の取り組み

リークゼロ活動

安全(止まらない設備)、省エネ活動の一環として、水・蒸気・油類・エアーの漏れなし活動(=リークゼロ活動)を展開しています。
この活動を通じて、保温による省資源化など継続的な改善活動につなげています。

環境月間

毎年6月は環境月間であり、また、環境標語、環境クイズ、環境ポスターを従業員が作成し、優秀作品を表彰することで従業員の意識を高める活動を行っています。

公正な事業慣行

タイヤの工場操業当初に40%程度であった地産原材料をローカルサプライヤーに切り替えることを進めており、2019年は76%まで地産品比率を向上させています。これによりマイレージ(輸送ロス)低減・供給の安定を図っています。

消費者課題

環境貢献商品Earth-1の生産を2014年より開始。インドは道路事情が悪く、道路の凹みなどでタイヤの破損率が高いため特定のタイヤは再度開発により改善品をお客さまに提供することで好評をいただいています。

苦情などへの対応

皆さまからいただいた情報については、要領に基づき、迅速に社内展開され、分析・対策等を立て、お客さまへ、回答・対応させていただいています。

コミュニティへの参画及びコミュニティの発展

地域との関わり

2019年度は、主な活動として千年の杜活動の一環で昨年に引続き近隣地域への植樹活動の実施、および地域清掃活動を実施しました。
また新たな取組みとして、近隣の小学校へトイレや浄水機能付きウォーターサーバーを設置したり、児童養護施設へデジタル学習用PCや洗濯機の寄付活動を開始しました。

千年の杜活動

2016年よりスタートした千年の杜活動により工場敷地内で実施した植樹会エリアについては定期的な水撒きを実施し成長を記録しています。そして敷地内にて育苗を行い、自前の苗による植樹活動や近隣への苗の提供を行っています。

第4回植樹会

第三回植樹会

地域での植樹

また2019年8月には第4回植樹会として、従業員など約120名が参加し、工場敷地前の道路に沿って540本の苗木の植樹を実施しました。

地域清掃活動

従業員による工場周辺の道路において、環境メッセージを掲げながら清掃活動を実施しました。
地域清掃活動「Clean Up Drive」は、環境保全に対する関心を高め、啓発活動を図る日として制定された「世界環境デー」に合わせて、2015年より毎年YIN本社と工場のあるバハドゥルガルにて実施しています。5回目となる今回は、YINから約5Kmほど離れたハリヤナ州パテルナガルで、YIN従業員82名と地元住民12名、計94名が参加し、交流を図りながら、路上の掃き掃除とゴミ拾いを行いました。
合計190kgのゴミを回収したほか、2019年の世界環境デーのテーマ「Beat Air Pollution」に合わせ、地元住民に150本の苗木を配布し、大気汚染の防止を呼びかけました。

清掃活動の様子

清掃活動の様子

また、近隣のコミュニティにおいても同様に道路の清掃を実施し、環境意識の啓蒙を図る活動を継続的に実施しています。

近隣施設への寄付活動

近隣の小学校へ、小学生約350人と教員11人が飲用水として安全に衛生的な水が提供されるよう、浄水機能が付いたウォーターサーバーを寄贈の上、従業員達自ら装置の設置工事を行いました。
またある公立小学校では、特に衛生的な女児用トイレが無く、これらを設置することで、基本的な衛生習慣の学習と排出物を介して伝染する病気のリスク低減に役立っています。
児童養護施設へは、清潔的な生活環境をサポートするための洗濯機と子供たちの間でデジタル学習を促進するためのデスクトップコンピューターを寄付しました。

小学校へのウォーターサーバーの寄贈

小学校へのウォーターサーバーの寄贈

女子用トイレの設置

女子用トイレの設置

寄付活動の様子