Yokohama Tire Philippines, Inc. (YTPI) (フィリピン)

事業内容

タイヤ生産

敷地面積

452,019㎡

従業員数

2,513名(2018年12月)

所在地

Industrial Estate 5, Clark Freeport Zone, Philippines

相談・苦情などの受付窓口

TEL: +63 (45) 599-3603 FAX: +63 (45) 599-3613
メールアドレス:angelina.casasola@ytpi.com

社長ご挨拶

小林 一司

ヨコハマタイヤ・フィリピン(YTPI)は、前年の事故を教訓に、安全と納品面で、2018年に大幅な改善をしました。
安全にかかわる多くの活動を行い、今後も火災の危険性の調査を向上させ、是正してまいります。生産に関しては、2018年後半に生産注文達成度が向上し、未出荷分の大幅な削減に成功しました。
また、8月からのマニラ港での混雑による出荷遅延を踏まえ、9月第1週の先行生産注文分を含め対応できました。更に、大口径タイヤの生産目標の達成もできました。
その一方で、スクラップ比率は年を通して改善の余地がありました。この対策として、スクラップ削減プロジェクトを最優先で推進しました。また、生産を阻害する品質問題にも直面しましたが、是正措置や対応策を迅速に取りました。

YTPIでは、自己訓練の向上が必要だと考えています。YTPIでは、安全、環境、品質、納品に大きく影響する標準作業手順書の厳守や規律遵守の強化活動を継続して行います。
CSRの面では、パンパンガ州の農村部に住んでいる子供たちのための教育奨学金プログラム、医療支援、給食プログラム、雇用促進プログラムのような社会貢献を行うことにより、コミュニティとの関係構築や協力関係を築いてきました。
さらに、千年の杜プロジェクトを社内からアンへレス市に拡大しました。また、クラーク市とアンヘレス市の環境保護のため、生物多様性プロジェクトを開始しました。
2019年度には、事故ゼロ・火災ゼロを目指した復興プロジェクト(第3段階)と社内損失率の大幅削減を目指した特別プロジェクトに取り組みます。
管理面では、シニア・スーパーバイザとスーパーバイザの管理技術を向上させ、横浜ゴムからの支援も受けて、従業員全員が標準作業手順書の厳守や規律遵守の改善をはかってまいります。
最後に、私たちはYTPIを再び卓越した工場にし、海外のタイヤ工場の中でもNo.1にすることを目指しております。

組織統治

企業理念

高い品質のタイヤを製造することは私たちの最大の誇りです。
私たちが生産したタイヤがお客さまの厳しいニーズと高い基準を満たしていることに対して、誇りと達成感を持っています。私たちは環境と地球の資源を保護し、維持するために、人材育成・能力開発を行い、最大限の効率性と生産性で工場を稼動することにより、すべてを達成することを目指しています。

ビジョン

“We will be number 1.”
創業以来YTPIはこのビジョンを掲げ、Exporting Standard(輸出標準)をつくってきました。
そして、世界のYRC工場の中で一番になることは、最高のタイヤを届けると同時に環境への思いやりと持続可能なコミュニティへの責任を放棄しないことで、顧客のニーズと高い水準を満たす義務を果たすことです。
ここで要求されることは、YTPIが以下の基本的価値観を共有化することです。
“Dedication, Sincerity and Excellence”
「献身、誠実、優秀」
私たちは人の技術・潜在能力の開発と最大の効率と生産性を持つ設備の採用を続けています。
これらの哲学により、私たちはステークホルダーの満足と国の経済発展に貢献すると確信しています。

人権

YTPIでは、長期的な社会コミュニケーションとCSRプログラムの開発のため、持続的な生活改善の施策について検討を行っています。
貧困世帯の減少に寄与するため、全ての家庭に就業の機会が得られるような意見を募っています。

労働慣行

安全第一(Safety First)

YTPIでの安全な職場作りは、全ての従業員の安全マインドセットを継続的に行うことができる環境を意味します。「人命を守る」ことをコミットメントするために、「安全の日」のお祝い、ラジオ体操、危険予知、安全宣言、横断歩道を渡るときのチェックなど様々なプログラムに取り組んでいます。また、病気を予防ための改善を進めています。

公開作業観察

YTPI又は他工場で発生した災害の再発を防ぐために「公開作業観察と安全検査」プログラムを導入しました。

その他、従業員に基本的な消火スキルや救助のスキルを身につけるよう訓練を行っています。

健康意識の向上

従業員が健康的な生活を送るように教育し、奨励するプログラムが数多くあります。その中でも年1回の健康診断と薬物検査があり、従業員の100%が受診しているプログラムになります。
B型肝炎などの予防接種は61%が受診しました。

その他、8月には食中毒発生時の訓練を行いました。

施設を改修し、「YTPI Health and Fitness Gym」を10月に再開しました。
新たな有酸素運動機器を導入し、従業員が運動を通してセルフケアを積極的に行えるようになりました。

YTPIでは、2018年に3回献血活動を行いました。203名の協力を得ました。

教育訓練

当社の事業戦略を進めるために、従業員の能力、行動、組織活動に関するスキルのギャップを特定し、学習と訓練のプログラムを毎年評価し、実施しています。

優秀者表彰「STAR EMPLOYEE AWARDS」

社内では資格者によるトレーニング、社外では第三者機関に委託し、全ての従業員に提供されます。また優秀者の表彰も行っています。

環境

環境マネジメントシステム

環境を保護し、環境への事業活動の影響を軽減するため、YTPIは2018年8月に審査を受け、ISO14001:2004からISO14001:2015に移行を終えています。

使用量

YTPIは省エネ活動(ENERCON)活動を推進しています。しかし、2018年は前年比で電力3.02%、燃料2.31%多く消費しました。
一方、水は1.74%少なくなり、排水の水質に問題はありませんでした。

環境データ

画面を左右に動かすと、表組みの情報がご覧になれます

項 目 2014年度 2015年度 2016年度 2017年度 2018年度
廃棄物発生量(t) 2,871 4,023 4,180 4,137 4,140
埋立率(%) 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
埋立量(t) 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
エネルギー使用量
(原油換算:kl)
電力 16,799 18,113 18,248 15,100 15,647
燃料 15,018 17,020 19,760 17,299 17,542
合計 31,817 35,133 38,007 32,399 33,189
温室効果ガス排出量(千t-CO2 77.0 81.7 89.3 76.5 78.2
水使用量(千㎥) 514 545 582 559 549

エアリークゼロの意識向上キャンペーン、不要なユーティリティの停止、装置の自動停止などの省エネ活動でタイヤ生産量当たりのCO2排出量は低減してきています。
発電機とボイラーからの排出中の有害物質は昨年よりも高くなりました。これは空燃比の効率や使用燃料の品質の影響を受けますが、環境天然資源省の規制値以下です。

公正な事業慣行

国内産業力の強化プロジェクト

日本国際協力機構(JICA)と貿易産業局(DTI)が協力して、フィリピン国内の特に中小規模の産業力を強化するプロジェクトが進められています。
YTPIは、天然ゴム原料の現地調達の推進に参画しています。
今後、天然ゴムの生産者と加工者と連携を取り、フィリピン産の天然ゴムの採用を進めていきます。

消費者課題

顧客満足向上の活動

私達の最終目標は最高のタイヤだけ提供することです。
市場からの要求は多岐かつ複雑であるため、品質、技術、製造、その他の計8部門のメンバーでチームを構成し、課題解決の活動を行っています。

コミュニティへの参画及びコミュニティの発展

YTPIは、事業の近くにあるコミュニティに手を差し伸べるプログラムを開発しています。このプログラムでは、サービスを提供するコミュニティのニーズに応え利益をもたらすことができます。
私たちは利害関係者、政府、受益者と緊密に連携して、国連の持続可能な開発目標に沿った持続可能な開発を促進し、実行します。

http://ungcjn.org/sdgs/index.html

企業市民権は、コミュニティに対するYTPIの献身の1つであり、従業員はCSR活動に積極的に参加しています。2013年以降、すべての従業員が平均30時間以上のボランティア活動を行っています。
2018年の当社のCSRは、教育、健康、環境、地域開発の観点から地域社会に影響を与える重要な社会的課題をターゲットとしています。
良いビジネスを営むとは、収益と利益だけでなく、コミュニティや環境に貢献することと考えています。

教育プログラム

2大学の学生13名を奨学生として支援を行いました。これまでに83名の奨学生を支援し、27名の卒業生から16名がYTPIで働いています。サパンウワク小学校に500冊以上の本を寄付しました。これはインターネットなどにアクセスできない子どもたちへ情報提供することを目的として、Leonio Land Holdings, Inc.社の支援を得て実現したものです。

健康プログラム

アンヘレス市の地方自治体、医療機関East West Healthcareと連携し、Pineda-Gutierez小学校で「医療ミッション」を継続的に実施しています。医療チームは300名の患者に対して、無料で診察と薬を提供しました。また、小学校の子どもたちの飢餓を軽減するため「給食プログラム」も継続しています。

地域支援

2018年度、フィリピン北部は強い台風に襲われ、家族を失われた方もでました。
バギオ市のセントルイス大学と提携して、最も被害が大きかった山岳州ボントックに寄付を行いました。また、地域の学校の改修の支援も行いました。