意外と知らないサービスエリアの魅力を探る

2018.06.06

お馴染みのサービスエリアが顔を出す。「ああ。やっとここまで帰ってきた」立ち寄らなくても、見るだけでなんとなくほっとする。また地方で非日常を感じ、羽を伸ばしきった気持ちをいつもの日常に変えるスイッチのような役割もあるように感じている。今回はそんなサービスエリアの魅力に迫っていきたいと思う。

やはりサービスエリアの魅力は立ち寄ってこそのものがあるだろう。僕は毎年9月に茨城県のサーキットで行われるレースにサポートスタッフとして参加している。首都高速道路から常磐自動車道に入りしばらくすると守谷サービスエリア下り線は現れる。

パサール守谷下り線(写真提供:ネクセリア東日本株式会社)

ぬくもりある木をデザインに取り入れており、清潔感のある綺麗なビジュアルは見るだけでも人々の癒しとなっているだろう。話を聞くと古来より広がる緑豊かな「森」に由来する守谷の地名から、「憩いの森」をコンセプトとして表現しているそうだ。上り、下りいずれも20店前後の軽食またはレストランコーナーが存在する。だいたいのお店は21時30分~22時までの営業だが、上下線ともに24時間営業のうどん・そば屋もある。思いがけず帰り道が遅れた時も暖かい物を食べることができるのは嬉しい。お土産コーナーも22時までと比較的遅くまでオープンしているので「ドライブ先でお土産買うの忘れちゃった!」となっても大丈夫。きちんとご当地名物が売ってあるのでご安心を。

加えてこのサービスエリアで一番注目したい存在が「サービスエリアコンシェルジェ」だ。コンシェルジェの方々は交通情報をはじめとして、サービスエリアのおすすめメニュー、お土産の紹介などドライブがきっと楽しくなる情報を教えてくれるそうだ。このサービスエリアではホームページで定期的にコンシェルジェの方々が、周辺の観光スポットの情報なども更新しているので立ち寄る前にチェックしておけばドライブの時間を有効的に使うこともできそうだ。そんな僕はいつも下りに併設されているパン屋さんで「牛スジの焼きカレーパン」とコーヒーを買う。今日はどんなレースになるだろうか。レースに思いを馳せながらベンチに座りゆっくりと食べる朝食は最高だ。

佐野サービスエリア下り線(写真提供:ネクセリア東日本株式会社)

また2年前の夏に山形県の蔵王を目指してバイクでツーリングに行った時もサービスエリアは大事な役割を担ってくれた。自宅のある神奈川県から山形県まで一気に走るのは少々無理があった。そこで栃木県にある東北自動車道上の佐野サービスエリアに宿泊をした。そこにはロードサイドホテルが併設されており、大人1名約5000円。とてもリーズナブルな価格で疲れを癒すことができる。もし長距離のドライブを考えている方がいらっしゃるならおすすめしたい。

佐野青竹手打ちラーメン(写真提供:ネクセリア東日本株式会社)

ちなみに全国各地にこのようなサービスエリアは存在するので是非活用してほしい。上下ともに24時間営業のフードコート、またお土産コーナーもあるので、もし併設されたロードサイドホテルに泊まり真夜中にお腹が空いて起きてしまっても大丈夫。さらに特筆する点としては、上記にもある「サービスエリアコンシェルジェ」が同じく在籍していること。東北自動車道内では最大規模の駐車スペースを持つこと。また面白い点が、連絡通路の徒歩移動により売店、レストラン、トイレについては上下施設の相互利用が可能なことだろう。同じサービスエリアでも意外と上下で中にある施設も異なることが多い。「ああ、あっちのラーメンが食べたいな」そんな願いも簡単に叶えられる。ちなみに関越自動車道のとあるサービスエリアも同じように上下施設の相互利用が可能。この名前を当てたら、あなたはかなりのサービスエリアマニアかも?

ここまでつらつらと書き連ねてきたが、サービスエリアの魅力とは一体どこにあるのだろうか。僕は物質的な魅力と精神的な魅力があると考えている。物質的な魅力とは食欲、睡眠欲を満たすことができること。またトイレ休憩やガソリンの補給も可能だ。その後人間はリフレッシュして気持ち新たに、またハンドルを握ることができるのだと思う。またサービスエリアのベンチに座りあたりを見回せば、ひっきりなしにクルマやバイクが出入りする。「あのクルマ、バイクはどこまで行くのだろうか」「あの人は今どんな気持ちでクルマ、バイクを運転しているのだろうか」一台一台のクルマやバイクの背景には人間ドラマがある。そんな事を想像しながらサービスエリアを利用するだけで、なんとなくわくわくしてこないだろうか。これが精神的な魅力のような気がする。

今夜は予定がない。じゃあサービスエリアまで軽くドライブでもしようか。

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