愛車をフェリーに乗せてどこまでも

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2018.05.21

2年前の夏に大きなフェリーに乗った。相棒は400ccのバイク。大学1年の夏に一目惚れ。貯金を全て使い果たし初めて自分で購入した愛車だった。納車まで半年近くかかったが、その分手に入れた時の喜びは本当に大きかった。

旅の目的は二つあった。一つは香川県に住む友人と一緒に四国をツーリングするため。東京の有明から徳島港まで約18時間。最終的に船は福岡の新門司港に到着する。二つ目は一人旅に憧れていたから。今まで旅行というと家族や友人と一緒だった。いつも旅行の準備や計画は他人まかせ。正に負んぶに抱っこ状態。二十歳を超えてからそれが急に恥ずかしくなり、今回の旅を決めた。楽に香川県に行く方法は他にもあったが、あえて時間と手間のかかるフェリーを選んだ。愛車と共に男一人旅。なんとなくかっこよくないだろうか。ちょっと得意げな顔でにやにやしながらフェリーに乗り込んだのを覚えている。フェリーで寝泊まりするのは初めてだし、四国に行くのも初めて。初めてだらけが僕を興奮させ、旅を冒険に変えた瞬間だった。

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ここで一旦どのようにして僕がフェリーに乗船したかを時間を遡って説明したいと思う。

①まず電話で行き先(徳島or新門司)と日程、バイクの排気量や車体の長さを伝える。バイクの排気量ごとに運賃も変わってくるので、手元に車検証を用意しながら予約するのがスムーズだろう。ちなみに有明から徳島の場合125cc以下が5800円、750cc以下が8690円 それ以上は11590円となるようだ。加えて予約は出発日から遡って1ヶ月前から可能となっている。行楽シーズン前は混み合うことも予想されるので早めの予約を心掛けて頂きたい。

②出発当日は有明港内にあるフェリーターミナルまで自走で行く必要がある。問題はフェリーターミナルの場所が大変分かりづらいこと。周辺も同じような建物が乱立してあるほか、乗船時間が19時30分からということもあり港に到着する頃には日が暮れ、暗闇の中走り回る必要がある。そうならない為にも事前に地図アプリのストリートビューなどを駆使して入念に下調べをしていくことをお勧めしたい。ターミナルに到着したら、予約時に伝えられた予約番号と車検証を用意し、受付で乗船チケットとゼッケンをもらう。このゼッケンには大きな文字で自分の行き先の名前が記載されている。ゼッケンは乗船時までに各自愛車に貼り付ける事になっている。バイクの場合はフロントカウルまたはフロントライトに貼るのが無難だろう。その後誘導員の指示に従い、バイクを船に乗り入れたらひと安心だ。ただ乗船後は車両のもとには安全上の理由により戻ることができないので忘れ物などには十分注意してもらいたい。

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僕が予約した部屋は2等洋室の8名相部屋。排気量400ccのバイクの運賃8690円とこの部屋の料金12340円の合計21030円が片道のコストである。大きな部屋にはカプセルホテルのような二段ベッドが四つ並んでいた。残念ながら部屋に窓は無かったが、今日はもう寝るだけ。肝心な寝床は縦200cm 横90cmで100Vのコンセント付き。カーテンを閉めればプライベートな空間が広がり、想像以上に快適だったことを記憶している。少し狭い寝床が子供の時によく遊んだ自分だけの秘密基地を連想させて心が踊った。ヘルメットとバックパックを置いて横になり、これから始まる旅、いや冒険に思いを馳せた。

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