ポジティブひきこもり生活のススメ。梅雨がくれた丁寧なお料理

どこまでも広がる厚い雲、しとしとと雨が降り、湿気もひどい。加えてGWが終わってから海の日まで祝日がない……精神的にどうしても重苦しくなってしまうのが梅雨の季節です。休日はいつも外に遊びに行っていたけれど、それさえ叶わないのならば、いっそのことポジティブひきこもり生活をしてみませんか。普段は疎みがちの「手間」を愛して、夏待ちしてみましょう!
2018.06.19

二宮金次郎体験 じっくりコトコト煮物と読書

「時短」や「常備菜」がありがたがられる現代社会、今回はあえて手間のかかる煮込み料理に挑戦してみましょう。筆者が陰鬱な雨の日にいつも作るのは豚の角煮(ラフテー)です。食材と一緒に読みたかった本やタブレットと、台所に持ち込める椅子を用意することもポイントです。

プラスアルファでお酒があるとより楽しい

煮物やラフテーのレシピは多岐にわたりますが、どの作り方でもポイントとなるのは「弱火でじっくり煮込むこと」です。ゆっくり熱を通すことで、芯まで味をしっかり染みこませることができます。ただ淡々と煮込むのも良いですが、せっかくポジティブひきこもりをするのであれば、併せて読書や映画鑑賞を楽しみましょう。

下:PCで作業、上:iPadで映画鑑賞 右:圧力鍋でぐつぐつ煮込む

台所をライトダウンすれば鍋の火だけが優しく灯る特別な空間に変身! 鍋の火を頼りに本を読み勉強をした二宮金次郎のように活字を追えば、今まで見慣れていたキッチンで非日常体験をすることができます。筆者は本を読み終えるか映画を1本見終えるタイミングで完成ということにしています。香ばしい香りが広がるキッチンで、文化的なひとときです。

自家製ラフテーの完成。赤身もほろほろ優しく溶ける

育てるお肉。「自家製パンチェッタ」で夏をカウントダウン

イタリア料理に欠かせないパンチェッタは、豚バラ肉を塩漬けして、熟成・乾燥させた食材です。手間がかかる分、購入するには高価ですが、実は自作することも可能です。さらに漬け込み開始から約1ヶ月で完成するため、梅雨入りから漬け始めると明け頃に完成するという算段に。まるで“梅雨版お肉アドベントカレンダー”です!

レシピはたくさんありますが、自信のライフスタイルに合ったものを選んでください。一般的に準備するものは、豚バラ肉と塩こしょう、ローリエやローズマリー、バジルといったハーブ類です。はじめに豚バラ肉の重量に対し、約7~10%の塩をすり込みます。その後は脱水シートやキッチンペーパーにくるみ、密閉後冷蔵庫へ。毎日様子を確認し、肉から水分が出てきたら都度交換するようにします。

筆者は栽培していたバジルと一緒に仕込んだ

完成後、食べ方は無限大! 薄く切ってソテーすればワインやビールのつまみにぴったり。 塩辛く感じるのならば、数時間水につけて塩抜きしましょう。カルボナーラの具材やイタリアンにも抜群です。筆者のオススメはポトフやトマト煮込みといったスープ類の具材にすること。熟成したお肉の旨味と塩味が出汁となり、深い味わいを楽しめます。

ここで十二分に注意を払いたいのが衛生面です。生肉を熟成させるので、作り方を失敗すれば食中毒のリスクもあります。肉を扱うときは必ず滅菌消毒した状態を心がけましょう。使う道具もアルコール消毒や煮沸消毒を怠らないよう。完成したパンチェッタを薄く切って生ハムのように食べたくなりますが、安全のため必ず火を通していただくようにしてください。

おわりに

少しの手間を楽しんで、丁寧な生活を過ごす。気を抜くと空模様のように鬱々としてしまう梅雨時ですが、それも過ごし方次第。外に出られないのであれば、思い切ってポジティブなひきこもりをしてみましょう。アレンジ仕方も自分次第、今年は素敵な梅雨が待っていますよ。

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